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献血は無償で輸血は高額をなんとかしたい!輸血負担額を軽減する方法

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どうもイトカク (@sasurai_30) | Twitterです。

父の闘病中の輸血の有難さから、これまで興味のなかった献血を積極的に行っています。
その輸血時の金額に驚いたのですが、その原価である血液は人々の善意によって無償で仕入れているわけです。
当然採決した血液はそのままでは使えませんから、精製するコストはかかります。
それにしてもこの高額な輸血、なんとかなりませんかね。

 

善意で成り立っていることはすばらしい

献血ってやったことありますか?

最近は献血してくれる人の数が減ってきているそうですが、それでも善意でなんとかまかなっています。

 

輸血を必要としている人は、


2006年、10~30代の献血者数は約293万人で、それから10年後の2015年になると、10~30代の献血者数は約204万人と、この10年間で30%も減少したそうです。ちなみに日本の献血可能な10~30代(16~39歳)の人口は、約3,273万人。なので、約1割弱の方が献血している計算です。
また、病気などで、輸血を必要とする人の数は年々増え、1日平均で、約3,000人もの人が輸血を受けているとのこと。
血液製剤の有効期間は、赤血球が21日間、血小板は、4日間ですから、常に献血のお願いをしないとまわらないんですね。

今後少子化が進み、献血できる人の数は減る一方で、高齢者が増え益々輸血対象者が増えます。
現代の科学では血液を人間の手で作り出すことはできませんから、本当に深刻な問題です。

献血者が1割弱というのは述べ数に換算したものですから、ユニーク数だともっと減りますね。
つまり、同じ人間が何回も献血している場合も多々あるでしょうから、献血はもっともっと普及してもいいと思います。

当たり前のことですが、輸血は誰かが献血しないと成り立たず、しかもそれは誠意善意のみで今のところは成り立っています。
これは本当にすばらしいことだと思います。
国の裕福度合いや幸福指数などで「輸血ストック量」を指標にしてもいいんじゃないかと思うくらいです。


タダで仕入れて高額で売る


この血液、献血によって無料で仕入れています。そして高額で提供している。
言葉に御幣がありますが、ビジネスだとこんなおいしいものはないですね。
もちろん精製したり運搬したり管理したりで相当なコストはかかります。でもそれにしても高額なんですよ。

赤血球製剤
それぞれ200mL・400mL献血1人分に相当。
*赤血球濃厚液-LR「日赤」血液200mLに由来する赤血球 - 8,169円
*赤血球濃厚液-LR「日赤」血液400mLに由来する赤血球 - 16,338円

血小板製剤
血小板成分献血1人分に相当。
*濃厚血小板「日赤」10単位約200mL - 76,812円
*濃厚血小板「日赤」15単位約250mL - 115,207円
*濃厚血小板「日赤」20単位約250mL - 153,610円

血漿製剤
血漿成分献血1人分に相当します。
*新鮮凍結血漿「日赤」450mL - 22,961円

http://www.asyura2.com/14/iryo4/msg/413.html

 

詳しくは専門家ではないので分かりませんが、元値がタダということを考えるとやはり高いなぁと思います。
実際は保険で1~3割負担となりますが、当然残りは税金でまかなわれます。

つまり、「献血をしていて、輸血する必要のない人」は
タダで血液を提供したあげく、税金で他人の血液代を負担しているということになります。

ん?なんか違和感ありますね。
まぁ善意の塊のような人は別に良いじゃんと思うかもしれませんが、僕は少し違和感があります。
いや、税金は自分以外の人に使われることは承知なので、医療費を負担しているのは問題ないのですが、もっとこう、いい方法がないかなと。


血液で納税

 

現在血液は無償で提供していますが、これを日本赤十字に売るというのはなんとなく違う気がします。

今僕らは消費税や所得税、住民税など様々な税金を納めているわけですが、これを血液で納付できるっていうのはどうでしょう。

献血は400mlの場合、男性で3ヶ月、女性で4ヶ月は空けないとできませんので、
例えば、年間3回献血すれば住民税は控除されるというのはどうでしょう。

半強制ですから献血不足にも効果的です。

納血(造語)で大量に血液を確保すれば、それだけ単価も下がるでしょうし、最低限の精製コストなどのみ料金に載せればかなり安価に輸血できます。
ひいては、輸血に際する医療費負担(税金による僕らの負担)もグッと下がります。

そもそも精製コストや運搬など実際いくらかかるのかが非常にグレー。
日本赤十字も天下りの温床とされているし、この辺一度解体して整理すれば、もっと国の医療費とか軽減できるんじゃないかと思います。

今の若者はお金はないけど、血はありますよね?
自分が世の誰かの役に立っているという自覚も芽生えるし、社会貢献を半強制的に行えば他のボランティア精神にも繋がるんじゃないかと。

偉そうに書いている僕も、父が亡くなる前までは献血なんてまったく興味なかったですし、普段の生活で「あ、献血しよう」なんて考えませんよね。

 

アンパンマン精神

ふと考えたんです。
献血って自分を削って他の人へ施しを行う行為。
これってアンパンマンとやってること同じだなと。
アンパンマンも自分の顔を食べさせることによって人助けを行っています。

献血のプロモーションで献血した人にアンパンマン認定ステッカーなんかを配布して
自分の子供に「パパはアンパンマンと同じって認められたんだよ」なんて自慢できるような世界観でマーケティングします。

ステッカー欲しさで献血するようになると少し本来の目的と離れてしまいますが、結果血液も集められるし子供にも尊敬されるしいいと思いませんか?

そんなことを考えながら本日献血に行ってまいります。
現場からは以上です。

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