長年付き合ってる彼がなかなか結婚してくれない理由

f:id:sasurai30:20170319061434j:plain

僕は嫁と8年付き合って、30歳で結婚しました。その時の彼女の年齢は28歳。
直前の2年は同棲して、このままズルズルいくか？という典型的なパターンでしたがなんとか結婚までたどり着きました。
よく巷では彼がなかなかプロポーズしてくれないといったお悩みを聞きますが、今日は男側の気持ちを解説していきます。

もう少し僕のことを紹介させてください。

僕は20代は役者を目指しておりまして。もちろんそれだけでは食えないので一般的なお仕事を掛け持ちしながらの活動でした。

今の嫁とはその頃からの付き合いで、僕の可能性を信じて下積みを支えてくれた存在でした。
僕もいつかはこの子と結婚するんだろうなとは考えていましたが、夢が役者だけにまだまだ先のこととしてその時その時を過ごしていたように思います。

それなりに役者のお仕事も頂戴するようになったものの、それでも生活できるほどのギャラではなく、そんな状態で彼女をお嫁にもらうなんてできないということから、結局30歳で足を洗うまで彼女を待たせてしましました。

なかなか結婚してくれない理由

彼がなかなか結婚してくれない理由は大きく３つ。

あなたでいいか迷っている。
結婚自体にビビッている。
タイミングがよくわからない。

ほとんどの男性がこの３つに該当します。
もちろん、学生だったり家庭の事情などこれらの理由以外で結婚できないこともあるでしょう。
しかし、僕も含めていろんな男の話を掘り下げてみると、これら3つのいずれかに該当しました。

まず、あなたでいいか迷っているというパターン。
かといって別れる理由もないし、別れるのも面倒だし、特段居心地が悪いわけでもないからズルズル付き合っているパターンです。
これは女性にとっては不幸ですね。こんな関係が10年以上続けばもう最悪です。
今更結婚しなくてもよくね？なんていう気になって、更にズルズル。ある日彼の前に素敵な女性が現れてあっという間に捨てられます。
しかし、長年の付き合いから彼はいつでもあなたと会えると思っていますから、その後も平気で連絡してくるでしょう。
新しい彼女と上手くいかなくなったら、何もなかったかのように「やっぱあんな女よりお前だわ」なんて言ってその日にカラダを求めてきます。
あなたは、彼に捨てられたショックでどん底にいましたから、そんな身勝手な言動でも彼が戻ってきてくれたことを心の底から喜び、結局受け入れてしまいます。

でもそれ、

また同じことが起きますよ。必ず。

そしてまたあっという間に10年が過ぎ、あなたは子供を作るということを諦めなければならなくなります。

結婚自体にビビってる。
これは若い男性に多いのですが、口ではなんだかんだと言い訳をしていますが、結局結婚すればあなたを養っていかなければなりません。
現代では女性も働くことが普通になってきましたし、女性も100％男性の収入のみに頼ろうなんて考えていません。
もちろん、理想は頼りたいとは思っているでしょうけども。

そして、かつての僕がそうだったように、彼女を養える自信がない＝結婚はできないという思考が男性にはあって、よくドラマでも「俺が売れたら結婚しよう」なんて台詞がありますが、まさにあれです。

僕も当時は本当に貧乏でしたし、彼女に食わしもらうこともありました。
そしてもれなく「売れたら結婚しよう」と彼女に伝えていましたが、30際になったときにふと思ったんです。

「売れるってどういう状態やねん？」

結局売れるという状態が曖昧で、僕の中でも定義していなかったんですね。
主役になれたらとか、収入がいくらになったらとかまったく考えていませんでした。
もっと言うと、浮き沈みの激しい業界ですから、一度売れても一発屋になる可能性だってあります。

そこで思いました。

このまま売れなかったら別れるのか？それはいつなんだ？
じゃあ彼女はキープされていて、別れた後の彼女の人生の責任はどう取るんだ？

一人前になったらなんてあたかも責任感のある考えのように聞こえますが、逆に一人前にならなかった時の責任はどうするのか。

そこで気づいたんです。
「どうせ彼女と結婚したいと思っているんだから、売れるとか売れないとかは関係ないな」と。
子供を生むことを考えれば早いほうがいい。

そう思って、即効でプロポーズして結婚しました。
それでも10年待たせてしましたしたが。

これは何も芸能関係の仕事に限らず、一般的な仕事も同様です。
起業して起動に乗ったらとか、自分の店を持ったらとか、出世したらとか、本当にくだらないです。

彼女と本気で結婚したいと考えているのなら、その夢（目標）を叶えるために苦楽を供にすればいいんです。
どこかの部族じゃあるまいし、結婚の資格みたいなのはナンセンスだと思います。

よく、女性が結婚相手に求める条件みたいなものがありますが、ああいうのを真に受けて男性が「結婚できるための条件」を自ら設定してしまうのかもしれませんね。
夢や目標なんて、年を重ねるごとに変化し新しく更新していくものですから、そんな曖昧な目標で彼女を待たせるのは可愛そうです。

タイミングがよく分からない。
これはきっかけがよく分からないという方が正しいのかもしれません。
持論では結婚は早いほうがいいと考えていますが、さすがにじゃあ明日！というわけにもいかないでしょう。
とはいえ、節目となるようなイベントもないし、そもそも結婚って付き合って1年なのか3年がいいのかもよく分からない。
プロポーズするにも「何で今？」なんて言われたら答えられない。

でも、いいんです。
今しようと思ったからしよう！で。
相手のことなんて3年だろうが10年だろうがどこまでいってもよく分かりません。
所詮他人ですから。

それに節目なんて歌舞伎役者じゃあるまいし、普通の人はそんな節目みたいなものなんてないです。
だから、その年の誕生日とか適当な日を選んでプロポーズで十分。
10年待たせるより全然いいですよね。

つまり、男性は「あなたでいいか迷っている」以外、
よくわからない理由で躊躇しているだけなんです。

なので、あなたはそれを相手のプライドを傷つけないようにうまく紐解いてあげればいいんです。
ストレートに
「え、つーか、なに待ち！？」なんて言ってはいけません。

「○○君の夢が叶っても叶わなくても、ずっと一緒にいたいな」
「その夢、わたしの夢でもあるんだよ」

なんて日ごろから言われたら、男性も何か感じるかもしれません。

少し鈍感な彼には
「その目標叶えるのに結婚って邪魔かなー？」
「家族になって支えたいな」

もいいかもしれません。

僕はよく長年付き合ってて結婚しない男性がいたら
「おめぇ何待ちなの？ビビってるだけだろうがよー。そんなこと言ってるとお前が捨てられるよ？」なんて生ビール呑みながらあおってます。
苦笑している顔を眺めて呑むビールは最高です。