【まとめ】僕が中国人がどうしても好きになれない理由
今日は色々と話題にあがる中国人がどうしても好きになれない理由をまとめてみます。
どうもイトカクです。
ピータンは嫌いです。
敵にすると面倒
かつて僕のバイト先に中国人の同僚がいました。
なんだか僕はその中国人とは年が近かったこともあり、仲良くしていました。
彼はまだ日本語がたどたどしく、日本語学校に通いながら大学生活を送る留学生でした。
そのバイト先では面接時に150時間を越えると時給が無条件で上がると説明されていましたが、実際はうやむやにされ、バイト仲間でもしょうがないよねという暗黙ルールになっていました。
ある日、その中国人はブツブツ言いながら仕事をしていたので、どうしたのか訪ねると「約束が違う」と言うのです。
今でこそブラックバイトという言葉がありますが、その当時は雇用主の買い手市場。
面倒なバイトはすぐに首を切られます。
僕はその彼に、日本のバイトの実状や建前と現実というものを丁寧に説明しましたが、まったく納得しません。
そしてついに僕の静止を払いのけて、社員の上司に契約違反だと抗議したのでした。
するとその社員は今の経営状態や、中国人の仕事スキルの未熟など説明した上で、「時給は上げられない。嫌なら辞めていい」とはねのけました。
すると、彼は激怒しこれは人種差別でもあると言い放ち、中国大使館、労働基準局に訴える上に、個人として裁判もすると言い出しました。
実は彼の実家はかなりの富豪で、毎月30万の仕送りをもらっているものの、日本の実社会を体験したいということから、あえてバイトしていたのでした。
その彼の本気度が通じたのか、後日彼の時給は30円上がりました。
しかし、話はこれだけでは終わりません。
彼は当時店にいたバイト20人全員の時給も上げろと要求したのです。
これには店側も相当応戦しましたが、結局20人全員の時給が30円上がりました。
しかし、話はまだまだ続きます。
彼は何故160時間のバイトと180時間の自分と、500時間のベテランとが一律30円なんだと抗議したのです。
ここまでくると店側もやけになって抗戦します。
結果的に時給は上がるととは言ったが、いくら上がるとまでは明記していないため、さすがに中国人もブツブツ言いながら店側の主張を飲むことになりました。
この時僕は、中国人は敵に回すと面倒くせーと思いながらも、
味方としてこれほど頼もしい奴はいないと感心しました。
あれから十数年、彼は中国に帰り日本のスィーツを現地で展開し
大成功をおさめています。
そんな彼とは未だに年に数回SNSで連絡を取り合い
親交は続いています。
自己的合理主義
僕が二十代の頃、中国人の友人と中国に遊びに行った時の事。
あるデパートの食堂で食事をしていると、他の客がどんどん食べ残しやエビの皮などを床にポイポイと捨てていました。
僕は驚き、中国人へなぜあんな事するんだ!?と聞きます。
するとなぜいけないんだ?と彼。
あのゴミを掃除するスタッフがきちんといて、彼らはあのゴミを捨てる客がいるから仕事があるんだよ。彼らは学や技術がないからああいう仕事しかできないんだよと、むしろ人助けくらいな勢いで僕を見つめてそう言いました。
僕はなるほどね!と思い食事を続けましたが、よくよく考えるとなんだか腑に落ちません。
ただ、1つ言えるのは、
彼らは超自己中心的な合理主義者だということ。
善悪を抜きにすれば、この世の常識やルールなども自分にとって合理的でない、もしくは有害と判断すれば問答無用で守りません。
これはルール命の日本人にとっては3%くらいは見習ってもいいのではないかと思います。
友人に尽くす
ある日僕が中国人の友人の前で中国の楽器「二胡」というものが欲しいとボソッと漏らした事があり、後日その友人は中国へ帰省した際に購入し日本へ持ち帰ろうとしてくれました。
二胡にはニシキヘビの皮が使用されており、本来日本には持ち込めず税関で没収される。
すると彼は税関職員と3時間も「これは販売目的でなく友人への土産だ」と交渉主張してくれ、なんとか僕へ届けようと戦ってくれました。
結局ニシキヘビの箇所だけ剥がされてしまい、その無惨な姿になった二胡を本当に悔しそうに、また申し訳なさそうに僕に手渡したのでした。
僕は後日その二胡を日本の専門店へ持って行き、合成ではありましたが皮を張り直して今でも弾いて楽しいんでいます。
とても捨てる気にはなりませんよね。
やたらもてなす
ここで中国と日本の食事のマナーをご紹介します。
日本では誰かの家に招かれた時、出された食事は残さず食べるのが一般的なマナーとされています。
しかし、中国ではその逆。
むしろ残さないと、もてなした側の料理が足らなかったのかとマナー違反となります。
なので、僕が中国人の友人宅に招かれたときは、それはそれはものすごい量のごちそうを振る舞ってくれました。
また、中国のお店に招待してくれたときは一気に10品くらいを注文。
さすがに僕もそんなに食べれないよと申告したのですが「一口でもいいから食べてみてよ、美味しいから」と無邪気な顔でさらに10品追加。
文化の違いとはいえ、彼らのもてなすレベルがハンパなく、物を粗末にということはもちろんですが、それでももてなされる方としては彼らの歓迎っぷりが十分に伝わります。
実はシャイ
中国に友人を訪ねに行ったとき、
お土産に日本のエッチな本を3冊持っていきました。
するとなんとも言えないような表情でそっとその本を鞄にしまうのでした。
そういうシャイかよ。
おせっかい
またまたバイト時代のエピソードです。
当時バイト先には何人もの中国人がいまして、くどいですが僕はよく彼らとツルんで遊んでいました。
彼らの仲間意識は非常に強く、一旦仲間になるとその結束力は相当高くなります。
ある日僕がバイトが休みの日、当時一人暮らしをしていた自宅にボケーとテレビを観ていると、バイトが終わった中国人がその日のまかないをラップに包んで持ってきてくれました。
え?どうしたの?
イトカク、今日バイトじゃないからまかない食べれないでしょ。
だから持ってきたよ。
まるで親戚のおばさん状態です。
僕はその頃、そんなに貧乏ではなかったのですが、肩の力が抜けると同時に泣いてしまいました。
地方から上京している方は分かっていただけると思いますが、こういうやさしさは反則です。
もちろん、その日は朝までまかないをつまみに二人で飲み明かしました。
まとめ
今、日中関係はとても冷え切っています。
国レベルではいがみ合っていますが、個人レベルでもそうでしょうか。
反日や反中と叫んでいる人ほど身近に相手国の友人がいないのではと思ったりします。
僕は幸い中国人と多くの出会いがあり、個人間では非常に信頼し合い、よい関係を築いています。
メディアも反中を煽るのではなく、彼らの特徴をむしろ友好的にイジってあげる。恐らく皆さんも実際中国人と話をし、酒でも飲めばこんなにも情深いんだと気づくはずです。
希薄な日本の付き合いに疲れたあなた。
そんなときは是非中国人です。
だって、彼らは自国のためにあれだけ反日だと言って熱くなれるんですよ?
以上、中国人をどうしても好きになれず、むしろ愛しているというお話でした。
現場からは以上です。