【検索結果は広告ばっかり】YahooとGoogleの検索は全然使えない理由
もう検索では「知りたい」が探せない!
どうもイトカクです。
今日はYahooとGoogleの検索は全然使えない理由を書きます。
検索結果
ネット環境やIT技術が躍進する中、僕らの生活は実に多くの情報を得ることができるようになりました。
ネットで検索さえすればほとんどのことを知ることができます。
先日、生命保険の見直しをしようと例のごとく「生命保険」で検索しました。
するとランキングや比較サイトなど、これでもかというほど参考になりそうな検索結果が表示されます。
でもそれ、広告だから。
僕らが見ている検索結果のほとんどが広告なんです。
まずは最上位に表示されているGoogle AdWordsというリスティング広告が何本か並びます。
これはまさにテキスト広告ですね。
その後、様々な要素にて配列された検索結果が並びます。
この広告以外の検索記事をアルゴって呼びますね。
その並び順ですが、サイトの中身や閲覧数、滞在時間や直帰率などなどGoogleはその判断基準を明確に開示していませんが、独自のアルゴリズムによって順位付けされたものになります。
当然上位であればあるほどたくさんの人の目に触れやすいですから、「もっと多くの人に見てもらいたい!」と考えているサイト運営者は色々試行錯誤して、できるだけ上位に表示されるよう工夫をします。
SEO対策ってやつですね。
当然ですがこのSEOを意識しながらサイト運営しているほうが上位に表示されます。
今回の生命保険でいうとアルゴの上位ほとんどは保険会社で占められています。
この保険会社が必死にSEO対策をして上位表示させて自社商品を紹介する。
これはまさに広告ですね。
あと、アフィリエイトも上位表示に多いです。
アフィリエイトとはブログや自身のサイト(法人個人問わず)で特定の商品を紹介し、
そのサイト経由で売れたらサイト運営者にマージンが入るというビジネスモデルをいいます。
一見「保険ランキング」や「保険の選び方」など客観的に評価などしユーザーにとって有益な情報サイトと思いきや、
これらのほとんどがアフィリエイトです。
つまり広告ですね。
特定1社を推しているサイトもあれば、それぞれのメリットデメリットを書いて公平な感じにはなっているサイトもあります。
どちらにせよ、そのサイトから遷移された保険会社からマージンが入る仕組みですね。
もちろん、嘘は書いていないとは思いますが、基本アフィリエイトをやっている保険会社を比較したり、ランキング表示しています。
つまり、アフィリエイトをしていない保険会社は紹介されていません。
その証拠にアフィリエイトを実施していない(広告主として)共済などは比較企業には入っていません。
こくみん共済や県民共済、都民共済など、手厚い福利や掛け金の手軽さなど実は相当根強い人気があります。
もちろん、商品によって、また個人個人によって向き不向きはあるものの、保険の比較対象には絶対入れるべきです。
ということで、今の検索では僕らの「知りたい」は探せないのです。
保険のチラシを眺めているようなもの。
今時の検索方法
比較的若い世代はそういうことも熟知していますから、調べものはその内容によってツールを使い分けています。
HOW TOものはyoutube
ファッションやグルメ、ニュースなどはinstagramやtwitter
その他、LINEやfacebookなどもニュース配信などただのSNSからポータルツールとして変貌しています。
これらの情報は基本的に個人が利害なく発信している情報なので、信憑性や鮮度が違います。
価格コムの最安値は実際最安値ではないし、食べログの表示順位も店舗の支払う広告ボリュームによって変動したりします。
こんなふうに、ネットではたくさんの紛らわしい情報がそれっぽく出ていて、僕らは今後どうやって探しものを見つけなければならないか。
もう何も信じられません。
今後はビッグデータの処理能力が向上しさらに多くの情報がこの世に溢れます。
そうすると僕らは本当の意味での情報難民になる気がします。
人工知能が発達して最適な情報を提示してくれるかもしれませんが、その元となる情報がネットからの情報なら答えも少しズレてしまう可能性もあります。
最近では「誰が発信している情報か」に重きを置く傾向が強く、この人が薦める店なら間違いないとかこの人が買ってる商品なら買おうなどといった判断基準になっている気がしますが、これもステマという広告要素も忍び寄ります。
影響力の強くなった発信者は次第に企業から依頼されて記事を書いたり、紹介したりしてこれまた広告になってしまいます。
ニュースの報道もしかり、今後僕らは情報の見極めをより高度にする必要がありますね。
現場からは以上です。