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【普通のサラリーマン全員対象】確定申告して還付金をもらう方法

どうもイトカク(@sasurai_30) | Twitterです。

最近ふるさと納税や医療費控除、扶養範囲の変更などで確定申告への関心が増えてきました。今日はそんな普通のサラリーマンが確定申告して還付金をゲットする方法をご紹介します。

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はじめに

確定申告って普通のサラリーマンには関係ないと思っていませんか?
住宅控除や生命保険の控除は有名ですが、これはほとんどの会社では年末調整時に証明書類を提出すれば会社が代行してやってくれますからね。


この控除というのは所得から差し引かれるため課税対象額が減り、つまりはそれが減税になるわけですが、その減税額が積み上がると、大きな還付金として戻ってきます。

昨今賑わせているふるさと納税で確定申告している方も増えてきましたが、実はまだまだ還付させるための申告方法はあるんです。
しかも、この対象となる人は

サラリーマンほぼ全員です。

商売や事業をしている方はこの税に関する知識はある程度長けていて、税理士にお願いしていても、自身でもよく勉強されています。

憎いことに、税や補助などといった類のものは申告制になっていて、

知らない人は馬鹿を見ることになります。

サラリーマンは会社が全部やってくれるので、国がしれ~っと保険料や住民税などを上げていることにも気づいていません。

今日は、そんなカモになっているサラリーマンのためにも超簡単な確定申告についてご紹介します!


用意するもの

今回用意するものは以下の通りです。
よく簡単確定申告ソフトなどが出回ってますが、そんなのまったく必要ないです。

  • 確定申告書類
  • 源泉徴収票
  • ふるさと納税証明書(ふるさとの税をした人のみ)
  • パソコン(エクセルも)
  • 領収書(後で説明します)


確定申告書類は一度確定申告をすると来年以降は勝手に税務署から時期になると送られてきますが、はじめは面倒ですが税務署に取りに行ってください。


確定申告には大きく2種類あって、がっつり事業をしている人用の「青色申告」と、小規模で行っている人用の「白色申告」です。
ネーミングの由来は知りません。


本来、どちらで申告するかは売上規模やメリットなど細かくあるのですが、今回使用するのは白色申告。

なので、税務署に行って
「白色申告用の資料一式を2部ください」

と言えばすんなりくれます。タダです。
2部?と言われるかもしれませんが、「初めてで念のため」といえばOKです。
もし色々聞かれたら、正直に「サラリーマンですが副業を始めたので」と答えてください。

税務署にとっては税金をわざわざ申告して納めようとしてくれる人は大歓迎なので、無下にされることはないです。

源泉徴収票は会社に言ってもらってください。これは本来、何度でも何枚でももらえるものです。


ふるさと納税証明書は、当然やっている人のみが実際商品を購入した自治体などから郵送されてきます。


パソコンはあったほうがいいです。今回、確定申告する際に国税局HPのツールを使用します。このツールはまったく難しくなく、Web上のテンプレートに記入していけば自動計算してくれるため必要になります。
また、エクセルは最悪なくてもいいですが、結構面倒です。かといって、エクセルの達人でなくても大丈夫です。


領収書ですが、これは普段生活している中でもらうもの全て保管することをお勧めします。
後で説明しますので、今持ってなくてもこのまま読み進めてください。


勤務先に不都合なことは?

最近副業を解禁する企業が増えましたが、まだまだ禁止しているところも多いですね。

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確定申告は副業など、給与以外に申告する必要がる人が対象のイメージが強いので、確定申告=副業をしているということで不安になる方も多いです。

結論、

まったく問題ないです。

所得が変われば住民税などの額が変わりますので、職場にはこの時点で気づかれることになるかもしれません。
ネットで検索すれば「普通徴収にしておけば大丈夫」などなど、このあたりのネタはゴロゴロしています。。ただ、これはちょっと怖いです。素人がやるわけですから、変更タイミングや制度変更などによりポカをする危険もありますから。
そこで、あらかじめ「親から譲り受けた不動産などあるので」「株投資をしているので」などと言って、そもそも確定申告はするよということを通知しておきます。

副業の中に、株投資や不動産運用なども明確に記載されていればやらないほうがいいです。
ただ、法律では企業が就業時間外のことを制限することはできないとされていますから、そんな会社はとっとと辞めましょう笑


実際副業なんてやってないけど??

この記事をごらんになっている方のほとんどは副業などしていない方々かもしれません。
ここからは結構グレーな内容になりますが、僕はブログのほかに少々副業をしていて実際に収入があります。
当然、そのために確定申告をしているわけですが、

「これ、実際副業してなくても大丈夫じゃない?」

と思うことが多々ありまして。

青色申告は提出資料や管理など複雑で大変なのですが、白色申告の場合比較的小額規模なので税務署も事業内容や実体など全てをチェックしきれません。


つまり、架空の事業でも申告できてしまします。


もちろん、抜き打ちで調査もしているようなので100%ではないです。
さらに、架空申告を薦めているわけでもないです。

で、この架空事業をわざわざ申告する理由はずばり
赤字事業で所得を下げるためです。

カラクリはこうです。
サラリーマンは給与所得があります。
一方副業で赤字があれば給与所得と合算相殺することができます。

つまり、
給与が500万で、副業で100万の赤字なら、総所得は
500万―100万=400万 になります。

超ざっくり言うと、課税割合が10%なら
所得500万の場合⇒税金は50万円
所得400万の場合⇒税金は40万円
になりますから、

実質10万お得になりますね。

よく、ニュースで経費の水増しなんかが報道されてますが、その効果はつまりこういうことなんですね。
意図的に赤字、もしくは売上を減らすなどの虚偽は税金の納付額を抑えるのは違法です。しかし、この白色申告はそれがザルになっているということです。
僕は、ブログ運営のためにサーバー代やセミナー代などを経費に加え、その他の副業では材料費や設備投資などもかかるため本当に赤字になることもあります。
すると、サラリーマン所得から相殺されますので、いくらか確定申告すれば還付されます。

もちろん、毎回赤字ではないですが税務署も「何回連続はNG」などといった決まりはないようです。
だって、この世の事業なんてほとんどが失敗してますし、税務署はそれを咎める立場にないです。
みんな好きで赤字になっているわけではないですからね。

それでは実際、赤字申告する場合の手順を開設していきますが、
実際、参考にされるどうかご自身でご判断してくださいね。


作成してみる!

まず、国税局のHPを開いてください。

国税庁ホームページ


するとこの時期には確定申告の作成ツールなど大々的に案内してくれています。

www.nta.go.jp

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「確定申告等作成コーナー」などというリンクがあるのでクリック。
するといきなり選択肢がいっぱいあって戸惑うかもしれませんが、とにかく「作成」するボタンが一番大きくあるはずなのでクリック。
e-TAXか書面郵送の選択は「書面」で。
今回はアナログ的に全て書面にて郵送申告します。

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するとパソコンのスペックやOSが作成にあたり適合するかどうかのチェック画面がありますが、
適当でいいです。そのままチェックして進んでください。

するとまた無数の選択肢だと思いますが、一番上にある「所得税コーナー」へ。

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そして「事業、不動産、退職所得のある方」のボタンで進んでください。

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くどいですが、今回は「白色申告」で事業をしている前提で申告します。
この先は少し雑な説明になりますが、国税局のHP仕様が毎年よく変更されるので、あえて汎用的に参考いただけるためですのでご理解ください。

あと、入力全般で言えることですが、分からないことがあったら
すっ飛ばしても大丈夫です。
また、入力しないと進めない場合は適当に何か書けばいいです。
間違っていたら、お尋ね連絡してくれますし、大概たいした問題ではないのでスルーされます。笑

 

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申告書に記入していく

 

 

ここまでは大丈夫ですかね??

下の作成画面まで辿り着けば成功です。

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いよいよ実際記入作成していくわけですが、いきなり見慣れない言葉の書類が表示されるので恐らくほとんどの方がこのあたりで脱落していくのだと思います。


でも、大丈夫。

必要な箇所のみ記入すればあとは自動で計算表示してくれますので。
また、空欄はそのままでOK。全ての欄が埋まるなんて人は逆に少ないと思います。


「事業」(収入)のリンクをクリック。進んだ画面で「副業で得た収入額」を記入してください。
「給与」のリンクをクリック。源泉徴収票の年額を記入してください。
「事業」(所得)のリンクをクリック。ここに副業の赤字金額を記入してください。
以上、この書類は完成です笑。

生命保険料控除や住宅控除、扶養控除などありますが、これらは該当する方のみ記入してください。
源泉徴収票に全て記載されていますので、それをそのまま記入します。

ふるさと納税は「寄付金控除」というリンクをクリック。
必要事項を記入します。ふるさと納税した自治体から郵送された証明書があるはずなので、その内容になります。

で、記入が終わりましたら、他の欄も自動で算出表示されていると思います。
これを実際の書類に記入していってください。

しかし、これで終わりではありません。もうちょっとです。


「決算書・収支内訳書を作成」というボタンかリンクを探してください。

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そして「収支内訳書(一般用) 「営業等所得がある方はこちら」に進んでください。

するとまたまた見慣れない項目がならんだシートが出できましたね??

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大丈夫です。これも一部のみ記入します。
項目がリンクになっているものと直接記入する項目があります。
リンクになっている項目は金額以外にも記入する欄があるページに遷移しますが、
適当に書いても大丈夫です。

なぜなら、

金額以外は郵送する場合必要ないからです。

プリントアウトすれば分かりますが、提出書類は金額のみが反映されます。

今回記入する項目は以下の通り。

  • 売上
  • 地代家賃
  • 水道光熱費
  • 旅費交通費
  • 通信費
  • 接待交際費
  • 消耗品
  • 雑費


前記に必要なものをご紹介しましたが、その中に領収書がありましたね?
これはこのために必要になります。

旅費交通費や接待交際費も副業に関わることならガンガン計上します。
消耗品は鉛筆から電球、衣装など結構あるものです。

本来ならこの経費は○○費として計上という具合に細かく決まっていますが、
僕は調べて分からないものは雑費にしてます。

 

素人は基本わかりませんよね?

でも大丈夫。

法人や青色申告の場合は細かく申告する必要がありますが、白色申告はそこまで気にしなくていいです。

いや、本当はきちんと科目分けしないといけませんが、間違っていても罰金や捕まったりはしません笑。

ですので、取りあえず科目は気にしないで、片っ端からどこかの科目として計上しまくってください。


また、僕は自宅を副業に使用していますので地代家賃に家賃(月額ローン)の1/3を計算し、年額を記入します。
同じく、水道光熱費と通信費(携帯)も1/3を計上。


そして、苦労したこの経費計上ですが、

領収書は提出義務はないのです。

これがザルと言われる所以なんですね。

保管義務は5年とあります。
また、帳簿は7年保管が必要です。

この帳簿とは、専門的なシートではなくて大丈夫です。
要は経費の内訳と詳細が自分で管理できれば何でもいいのです。

各項目の合計数値のみ収支内訳書に記載する際必要ですが、細かな帳簿内容は提出する必要がないからです。

※税務署から問合せがあった場合は提出しなければなりません。

僕は、エクセルで管理しています。
水道光熱費など項目ごとに日付と金額をまとめてます。
これにエクセルが便利なんですね。合計金額とか関数で一発ですから。

確定申告し始めの頃は丁寧に、このエクセル(帳簿)をプリントアウトして同封していましたが、
今はしてません。

赤字申告はこの経費を水増しすればいいわけです。
しかも、白色申告は帳簿など提出義務がないですからいくらでも誤魔化せますね・・・。

皆さんの周りで商売をしている方がいるかと思いますが、やたらと「領収書」欲しがりますよね?
しかも、商売とは関係ない買い物なんかも領収書もらっている人、多いです。
これは、実際その買い物などが商売(事業)に関わるものか判断が難しいし、そもそも税務署もそこまで追えないんですね。

舛添元東京都知事でも家族旅行や絵画など話題になりましたね。


話を戻しますが、この収支内訳書と最初に作成した書類でほぼ完成です。
これに源泉徴収票やふるさと納税証明書を同封(専用書類に貼り付け)して、送付します。

1月の早いタイミングで郵送できれば1~2週間程度で還付金が振り込まれますが、
締め切りギリギリだとそれだけ込み合いますから遅れてきます。

慣れれば、1~2時間程度でできます。
経費などの帳簿があるなら、一度税務署に直接言ってレクチャーを受けながら作成してみてもいいですね。
すごい混んでますが。

以上、「普通のサラリーマン対象 確定申告して還付金をもらう方法」でしたが
くれぐれも架空事業や水増しは違法ということだけはご認識くださいね。

 

僕のバイブル本です。

 

この著者である大村大次郎さんは元国税調査官なので、非常にリアルで説得力があります。確定申告や副業など縁がないなと思った方でも飽きずに一気に読めますよ。

税制度の変更はありますが、基本的な節税に関しての知識が詰まってます。

  • サラリーマンはなぜ、自分で使えるお金が少ないのか
  • 日本のサラリーマンの税金負担額は世界一
  • サラリーマンは為政者からなめられている
  • サラリーマンにしかできない超節税術

あまり知られていませんが、サラリーマンの支出の中でのもっとも大きいのは税金と社会保険料なのです。2つ合わせて収入の40%程度になります。つまり、あなたが自分の給与として浸かっているお金というのは、実は本来の給与の6割程度なのです。

 

この他にも、こんな本も読みました。

税務署職員が実際にやっている節税方法など、本当にリアルで僕らもすぐに実践できるものから、「へぇ〜」と単純に読み物としても楽しめます。

税金って、なんだか難しいイメージがありますが、一度とにかくやってみる事です。

偉そうに書いてる僕も、そんなに詳しいわけではないのですが、ちょっとしたことでも節税できるとなんだか優越感があります笑

しかも、友人に教えたりすると思いのほか感謝されるので尚更調子に乗るんですねぇ。

 

なかなか給与が上がらない今、節税をする事は地味なようで一番効果的だと思います。

どうぞ参考にしてくださいね。

 

現場からは以上です。

 

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