【素人をなめるな!】チンピラ不動産業者と対決してきた話
どうもイトカクです。
素人の僕がチンピラ不動産業者と戦った軌跡を書きます。
僕はよく犬に吼えられます。
多分、本能的にコイツ弱いって見抜かれているんだと思う。
つーか。
この原理で、よく人間界でも揉め事に巻き込まれるんですけど、
つい最近不動産系の話で業者と揉めたんですよ。
事件
自宅の家の目の前に空き家があって、この空き家を買い取った不動産業者がまんまチンピラなんです!
コイツがある日セルシオで来て、敷地内にある電柱邪魔だから公道に出すわって言って来た。
僕「はぁ。。」
チンピラ「だから近く工事あるかもだから四露死苦。」
僕「はぁ。。」
でも、よく考えたらその電柱が公道に出てしまうと、電柱が邪魔で僕の車が出せなくなるんです。
不思議だねー。
いや、あかんやん!
絶対あかんやん!!!!
ということで、それを伝えると、
「それは知らん。こっちは敷地に電柱置いとく義務ないから。」
えーーーーー!!!
しかも役所にも工事許可取ってあるって…。
普段鈍感な僕でも、これは困りました。
今の車も嫁がブレーキとアクセル間違えてコインパーキングの遮断機にぶつけて廃車にして、買い換えたばっかりのやつだし、車ないとうち生活できないし。
僕「すいません、そちらの事情も分かりますが、うちが生活できなくなるんです。。前の地主さんもそういった近隣住民の事情を加味した上で敷地内に設置いただいていたので。代替案など相談できませんか?」
チンピラ「いや、それは前の地主のことで俺ら知らんから。役所の許可下りてるから。」
僕「役所の許可って、、、。役所は近隣の生活に影響があるにもかかわらず本当に許可したんですか?
チンピラ「そう、許可おりてるから。」
僕「そんな。。」
その日は取りあえず、「工事やるから」を言い残してチンピラは帰って行きました。
僕はどうしても納得できない。
そりゃそーでしょ!
この家だって、「車庫付き」条件で買ったんだから!
「車庫あるけど車は出せないよ」だったら買わないし!
ネットで調べたら、まぁ同じネタが結構あって。
やっぱり近隣の許可ないと難しいみたいなことになってました。
後日、市役所にデンワ。
僕「すいません、これこれこーで、困ってます。本当に許可したんですか?」
役所「いいえ、してませんよ。連絡もきてません」
僕「えー!!まじっすか。」
役所「まじっす。」
あのキンピラ野郎。。
ふと、市役所の待合でfacebookチェックしてて、そいつの名前で検索したら出てきたんですよ!
(名刺もらってたからね)
そしたらさ、嫁とのノロケ写真ばっか。
嫁さんフィリピンの人で、自宅の部屋の写真はヤンキー丸出しセンス。
キティーちゃんのクッションとかドンキで売ってるようなインテリア満載。
いや、キティーちゃんは悪くない。ドンキも僕好きです。
こいつが買うからダセーくなってるのだ!全部!
これ、自分も注意しないとね。
facebookって、就職活動とかでも人事とかチェックしてます。
ま、今の子は賢いからそれ逆手にとって内容作ってるけど、おじさんとか(僕含め)無理やり今の流行に乗ってSNSやって、知らないうちに簡単に素性とか調べられる。。怖いわー。
これでなんとなく相手の嫁さん人質にできた気分。
さらに弁護士の見解も聞いておきたいと考えて色々調べてみました。
ネットで無料相談とかもあるんですけど、
結局弁護士さんも相談した延長に有料で正式に依頼してもらいたいもんだから、相談者の都合のいい回答するんじゃないの?とか相変わらずひねくれた考えな僕。
そしてもっと調べていくと、あった!
市役所がやってる無料相談会!
弁護士に相談
いやー、すばらしいね、行政。
完全無料でどんなジャンルでも相談に乗ってくれるらしい。
普段税金の無駄遣いちゃうんかー!っていろいろ文句言ってごめんなさい。
早速相談の予約。
そしたら結構埋まってて、3週間後くらいに決まりました。
30分の持ち時間だから、相談概要や不明点、解決法など簡潔にあらかじめまとめて当日に挑みました。
そして、本物弁護士さんと接見。
実際会ったら、
普通!! ごく普通な人!
いや、いい意味で。
もうその辺歩いているおばちゃんです。
親戚の孝子おばさんそっくり。
だからこっちも肩の力抜いて、いろいろリラックスして話せました。
結論、法的に近隣の許可なく、また役所の許可なく公道の工事は出来ない、と。
ま、それゃそうだわな。
孝子おばさんも慣れた感じで詳しく説明してくれて。
確かに先方的には敷地に電柱を置いておく義務はない。
土地オーナーが変われば現オーナーが置きたくないならその主張が通る。ただ、今回移動先が公道ということもあり、いくらオーナーの主張でも近隣の生活を妨害してまで強行することは役所も認めないでしょと。
だから、その不動産がどうしても敷地から電柱出したいのなら、
移動ではなく撤去しかない。
え??撤去!?それは困る!
うちもその電柱から電気もらってるし。
孝子おばさん
「そうね。それは不動産側も電気の使えない物件は売れないから同じように困るわよね。だから現実的しない。でも話がこじれて嫌がらせでそんなこと言ってくる可能性もあるわね。」
そうか、でも取りあえず向こうも商売だし、そんなことしても得にならないからなー。
これは勝ったな。ニヤ。
で、こんな状況だから僕は相当強気になってしまったのです。
この日は再会をかたく約束し孝子あばさんと涙の別れをしました。
ありがとう、孝子あばさん。
再会
早くキンピラこないかなー、と窓の向こうに降る雨をぼーと眺めていたら。
来たw
安定のセルシオで。
相変わらず股にイボあるのかってくらいのガニ股で、その色選ぶ?っていうスーツ着てきましたよ。
キンピラ「今日工事するにあたって写真撮りに来た」
僕「工事本当にするんですか?僕困ります。」
キンピラ「いや、だから市役所の許可取ってるから」
出た、許可。
僕「市役所の担当者はどなたですか?」
キンピラ「は?」
僕「僕も市役所に問い合わせたんですけど、そんな話来てないって言ってました。担当者誰ですか?」
キンピラ「名前は覚えてない」
僕「ほぉ~」この時点でもう僕は敏腕弁護士になりきっています。
僕「じゃあ後日でもいいので担当者教えてください。ないとは思いますが役所の許可を取っていないのに、取っていると嘘を言って住民に説明しているとなると、詐欺とか色々別の問題にもなるので」
「あと、弁護士に相談させていただいたんですが、ちょっと色々確認したいことがありまして」
キンピラ「いや、まだ工事するのが決まったわけじゃないし…。役所の許可も、うちの会社からそういうふうに聞いたから俺は…」
僕「じゃあ会社が指示して社員に詐欺行為をさせたみたいな話になるけど大丈夫ですか?営業認可取り消しとか最悪捕まりますよ?」
キンピラ「い、いや、まぁ許可っていうか相談っていうか、そういうふうな段取りで進めるよっていうことであって」
僕「ま、今になっては言った言わないの話になるので、今後は立ち話ではなくきちんとした形で話し合いをしましょう。ちなみに僕は今回の件は200%譲歩することはないです。」
キンピラ「わかりました。じゃあちょっと会社に戻って色々検討します。」
勝った。
ふはははははっ!俺様を誰だと思っているのだ!敏腕弁護士をなめるでないわ!
国家資格は最強じゃー!!
普通のサラリーマンだけど、もう大抵の民事裁判なら裁ける気がします。
ということで、めでたくキンピラを退散させることが出来たのでした。
みなさん、困ったことがあったらfacebookや公共の弁護士を是非利用しましょう。
あと、チンピラが途中からキンピラになってたけど、キンピラっぽくもあったのであえてそのままに。
現場からは以上です。