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ブライダル業界にいた僕が結婚式費用を後払いにする方法を伝授します

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結婚式は人生で2番目に高い買い物と言われていますが、その支払いは一括払いの前払いが多く、結婚式を見送る方々もいるようです。

そんな方のために、結婚式費用を後払いにする方法をご紹介します。

 

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【目次】

どうもイトカクです。

これまで2000組以上の披露宴に携わってきた僕が、披露宴を後払いにして且つお得にもなる方法をご紹介します。

 

披露宴の相場

 挙式、披露宴の費用はさまざま。ホテルウェディングの平均は300万円台。

当日何人招待するかは差がありますが、一人3万円のご祝儀として、80人だと240万円。残りがふたりの負担額になります。

 

この場合、300万円ー240万円で60万円の負担ということになりますが、大体100万円前後と考えておきましょう。

実際には当日の受付や遠方からのゲストへお渡しする心付けや2

次会などの景品代など、なんだかんだとかかります。

 

そのご祝儀でまかなえない費用は貯金で賄うという前提にしても、式場への支払いはほとんどが前金制になります。

 

これは数百万という料金をきちんと回収するための式場側の保険でもあります。

ただ、全額というわけではなく前金として7〜8割程度を支払うことが多いようです。

残りは当日ということですね。

 

しかし、この7〜8割といわれても300万円の7〜8割は210万円〜240万円。

とても一括で払える方は少ないのではないでしょうか。

晩婚化と言われ、ふたりの貯金合算をしてもなかなか難しいですよね?

いや、あるよという方はこの記事はまったく関係ないので離脱してください。

 

披露宴代を後払いにする方法

ではそれの披露宴代を後払いにする方法とは

 

それはずばりカード払いにするのです。

 

これは今では少しずつ知られてきましたが、まだまだ知らずに断念したり、親に借金や安価なレストランウェディングに変更する方々も多いようです。


もちろんカードには使用限度額が設定されておりますので、通常の数十万だと支払うことはできません。

 

ただ、事前に限度額を一時的に上げてもらうことが可能なんです。

 

カード会社にはそういった一時的に借り入れが必要なイベントの用途のために一時的限度額の贈枠というものが用意されています。

 

なので、結婚式費用支払いのために限度額を一時的に増やしてもらい、式場への支払いは翌月末の口座引き落としで支払う事ができます。

その頃にはご祝儀がありますから、それを口座に入れておけばいいわけです。

これで実質後払いにできますね。

 

さらにポイントが貯まる

このカード払いですが、結婚費用を後払いに出来る事に加えポイントが貯まることも大きなメリットです。

 

どこのカード会社も大体還元率は1%です。

100万円だと1万円。

300万円だと3万円です。

これは大きいですね。

 

また、マイルとして貯める航空会社のカードも人気がありますが、楽天カードを利用し、新婚旅行も楽天トラベルでガンガンポイントアップするのもかなりお得です。

 

そのトータルポイントを使って結婚1周年記念旅行にも行けます。

 

ただ、このカード払いには少し注意点があります。

 

カード払いの際の注意点

信用度

まず、当然ながらカードが必要です。

新規で作ったカードですと、利用履歴がないですよね。

それはつまり信用度はマイナスでもプラスでもなくゼロということです。

最近はいきなり限度額贈枠も可能なカード会社がありますが、できれば披露宴の2ヶ月以上前くらいに作成し、何度かカードで買い物をしてきちんと返済した実績を作っておくとベターです。

 

今使っているカードがあって、過去滞納などがないのであれば審査という意味では最適です。

 

式場への確認

式場へカードが使えるかの確認を必ずしましょう。

 

これはカード利用の際、式場側が手数料をカード会社へ支払う必要があり、大体3〜7%になります。

240万円の7%は約17万円。

かなりの負担ですね。

 

これを避けようとカード払いを断る式場もあります。

 

また、中にはカード払いをokとするかわりに料理のグレードアップなど、オプションメニューを追加発注してもらうなどの式場もあるようです。

 

また、カード1枚の限度額でも足りない場合、2枚のカードで支払いが可能かも確認しておきましょう。

 

限度額贈枠依頼のタイミング

限度額の増枠はカード会社にとっては非常に心配なものです。

当たり前ですが、カード会社にとっては返済してもらわないと困りますので、限度額は年収や返済履歴などをみて返済できそうな額を設定しています。

 

その返済できそうな限度額を一時的とはいえ大幅に贈枠するわけですから、カード会社にとっては回収リスクが高まります。

 

なので、出来るだけ贈枠期間を短めにしているカード会社がほとんどです。

 

ちなみに楽天カードは依頼してから2ヶ月間有効となっていますが、これはかなり長めです。支払い日から2週間前とするカード会社もあります。

 

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つまり、贈枠期間は2週間でその期間内で決済してねということですね。

 

こちらのタイミングについては結構大事なので、あらかじめカード会社へ確認しておきましょう。

 

増枠可能なカード会社

ほとんどのカード会社が増枠依頼受け付けていて、ネット上で申し込みができます。

数年前までは電話でお願いをするなんてことやってましたけどね。

※今でもコールセンターで依頼はできるようです。

 

Yahoo!Japanカード

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ブライダルローンよりカード払い

最近はブライダル専用のローン商品が出てきました。

金利は年率で3%〜が多いようですが、これは限度額いっぱいまで借り入れした場合の金利です。

銀行によって様々ですが500万〜1000万位を限度額としています。

今回の想定金額は100〜300万くらいですので、その場合の金利はざっくり10%

弱!

 

ただ、これは翌月1回払いでも金利は発生しますので、

例えば、9%の金利で

240万円を翌月の30日後に一括返済した場合、

 

240万円×9%×30日÷365で約1万7700円の利子となります。

 

ま、たいした金額じゃないですね。

 

しかし、カード払いの場合翌月一括支払いでは金利手数料などは発生しません。

さらに1%のポイントがつきますよね。

 

240万の1%なので、2万4千円。

 

その差額は4万1700円!

 

これはでかくないですか?

 

なので、ブライダルローンを検討している方はまずカード払いを検討してみてください。

 

まとめ

  • ブラダイルローンよりカード払いがお得
  • 式場にカード払い可能か確認する
  • 式場に複数カードの使用が可能かも確認する
  • 利用カードは現在使用中カードの実績が審査では有利
  • ポイントやマイレージの率など自分にあった特典でカード会社を選ぶ
  • 限度額増枠依頼のタイミングも確認しておく

 

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番外編

上記が披露宴費用を後払いにする方法でしたが、さらにこれを使った値引き交渉術を少し。

 

前に述べたように、カード払いは式場にとってはかなり痛手です。

240万円の手数料7%の場合、168,000円の手数料を式場はカード会社へ支払う必要がありますので、これをうまく利用します。

 

カード払い可能な式場に対して、

「カード払いにしようと思うけど15万円分何かサービスしてくれたら現金で支払います」と交渉します。

 

これは現金支払いができることが条件で、しかも言い方ひとつでかなり感じも悪くなります…。

 

しかし、上手に交渉すればかなりお得になるウラ技です。

 

例えば、

現金支払いの予定であっても、カード払いであることを伝えておき、

そこで先ほどの台詞です。

「ドリンクメニューにシャンパンを追加していただけたら現金支払いにします」

 

すると式場は168,000円とシャンパン代を天秤にかけ、シャンパン代を値引いたとしても利益が出ると判断し、okとなることも。

 

シャンパンの売値は相当しますが、実際仕入れ値は1/10くらいだったりしますので、式場にとってはなんてことないです。

 

これを参考に15万円相当のオプションを交渉してみてはいかがでしょうか?

 

以上、披露宴の支払いについてのテクニックでした。

現場からは以上です。