【プロが教える!】披露宴で使われる装花の絶対やるべき活用方法
披露宴でかかせないアイテムである装花の活用法をご紹介します。
どうもイトカクです。
これまで2000組の披露宴を担当した僕が式場で使われるお花の活用方法をご紹介します。
装花とは
披露宴ではたくさんのお金がかかります。
ドレス代や、食事代、会場費から引出物まで。思ってもいないものや、こんなものにもこんなにお金がかかるの!?なんていうものも結構あります。
そして、思ってもいないもののなかに「装花」というものがあります。
「装花」とは、当日披露宴会場を華やかに飾るためのお花のことです。
また新婦が持つブーケや新郎の胸に挿すブートニア。入刀用のケーキを飾るお花であったり、キャンドルサービスでのメインキャンドルのお花。そして、各テーブルを飾る卓上花や、謝辞の際にご両親に手渡す花束。
これらをすべて「装花」といいます。
これらの装花は1つ1つに料金がかかり、新郎新婦が好みのお花や色合い、イメージで決めていきます。
この装花に思いのほか結構金額がかさんでいくのです。
ホテルの装花だと、相場は数十万円。
当然、ナマモノですし、お二人が選んだ世界に1つだけの花ですから、他のお客様の披露宴で使いまわすことはありません。
※ホテルでなく結婚式専用の会場だとその日の披露宴でずっと同じ装花が使われることもあります。
披露宴後の装花
このお花たちは披露宴後どうなるか。
それは処分されます。
※表向きにはですが
もったいないですよね?
だって、披露宴中の約3時間だけのために数十万円のお金を使い、そのあとは処分されてしまうのですから。
ホテルなどの披露宴では、1つ1つの婚礼の装花が異なります。
ベースとなるプランはありますが、同じプランでもドレスの色などに合わせてカスタマイズすることが多いです。
なので、基本的に使い回しができません。
ちなみに葬儀などのお花もそうですね。
これを利用しない手はありません。
装花の活用方法
最近は披露宴が終わっても、2次会パーティーを催す方が大勢いらっしゃいます。
この2次会、お酒や料理は準備されていますが、装花まで用意しているところはまずないでしょう。
そこで披露宴で使った装花を持ち込んで、会場をさらに華やかにコーディネートするのです。
披露宴で使ったすべてのお花はお二人が買い取ったもの。決してレンタルではありませんし、どうせ処分されるものです。これをお友達のどなたかに頼んで2次会会場へ運んでもらうのです。
ホテル側にもその旨は伝えておき、必ずご自身ではなくお友達のどなたかにお願いしてください。
というのも、当日は新郎新婦は大変な荷物ですし、きれいなドレスを着ています。それでなくてもやることが山ほどありますから、お花を運ぶなんてことはまず不可能でしょう。なので、こういう日は上手にお友達に甘えてみてももよいかと思います。最近では20組に1組くらいの割合で、装花を2次会で使う方々がいらっしゃいます。
高砂のお花、ケーキ台やキャンドルライトなどのお花などは大きくてインパクトがありますので、2次会で使うと相当映えます。
思った以上に大きいので、タクシーなど車が理想です。
また、欲を言えばゲスト卓の装花も使いたいですね。
2次会は立食が多いとはいえ、テーブルがいくつか用意されているはず。
そこに使ってもいいですし、受付や司会台、景品台など大きさも丁度よく使いやすいです。
細かいですが、高砂などの装花のほとんどはオアシスという水を含んだスポンジのようなものに花が刺さった状態になっています。
これは披露宴の2〜3時間の間にしおれてしまわないようにするためですが、持ち帰る際はこのオアシスごといただきましょうね。
オアシスが入っている器は断られることが多いですが、そんなときはアルミホイルで包んでもらえば漏れません。
大抵の式場では持ち帰れる様に包装してくれます。
これは念のため打ち合わせ時に確認しておくといいでしよう。
ゲストに配る
2次会をしないとか、2次会で使用しないなどの場合は披露宴に出席してくれているゲストへ配るのもありですね。
これは、謝辞が終わってからゲストが会場を出るまでの時間の間に包装をしなくてはいけませんから、断る会場もあります。
ただ、くどいですがこの装花はレンタルではなく購入したものですから、どういしようと基本的には自由のはず。
包装紙だけテーブルに配るのみしてもらって、ゲストに自由にどうぞと司会からアナウンスしてもらえばいいです。
女性なんかは喜ばれますよ。
是非参考にしてみてください。
ちなみに裏話ですが、よく街中で300円や500円くらいの小さな花束が売られているのを見たことはありませんか?業者のなかには披露宴で使用され、いらなくなった装花をそのようにして再度販売しているところもあるようです。
現場からは以上です。