電通が倒産すれば市場は活気づき新たな雇用や仕事が増えるんじゃないか?
どうもイトカクです。
これまで5回の転職経て、現在6社目です。
クジラが獲れると何百人の胃袋が満たされます。
電通一強の時代が終われば、広告業界も新たな雇用やサービスなどが増え、活性化するんじゃないかという話を書きます。
先日、痛ましい事件がありましたね。
広告大手代理店「電通」に勤めていた高橋まつりさん=当時(24)=が、過労を苦に自殺したことが波紋を広げている。高橋さんは直前の2カ月、友人や母親らに、LINEやツイッターなどで「過労」をうかがわせる50通以上のメッセージを発信していた。「本気で死んでしまいたい」。そこには、もだえるような苦しみがつづられている。電通は以前にも入社2年目の男性社員を過労自殺で失った。悲劇はなぜ繰り返されてしまったのか
参照元:産経ニュース
これからの人生、たくさん楽しい事や幸せが待っていただろうに、親御さんもさぞかし無念のことと思います。
賛否両論ありますが、僕は個人的にこの会社は無くなればいいと思っています。
電通は広告業界では王様です。
特にテレビ媒体の広告はほぼ電通が牛耳っていますので、ここが右だと言えば右を向くしかありません。もうこれ独占禁止法に抵触しているんじゃないですかね。
広告代理店って?
そもそもこの広告代理店というのは何屋なんでしょう。
広告を代理で販売するという職業ですが、こんなに儲かる仕事はありません。
なぜなら在庫というものがない。
いや、あるんですが実際自分で商品を作ってないので人のふんどしで商売しているだけです。
テレビでいうと、CMの枠を扱っているものの在庫として抱えているわけではないのでリスクもないし、広告主から依頼があれば局に発注する。それだけです。
実際テレビCMはほぼ電通が独占していて自社商品のようなものなのでしょうし、クールごとに販売ノルマ的なものもあるでしょう。
CMや番組の制作まで口を出すくらいですから、もはや電通の商品ですね。
でも、厳密には制作費は局側であって、電通は「売れる広告枠」にするために口を出しているだけ。身銭は切っていない。
そして、この広告の斡旋をする事への対価ですから、言い値ですよね。
カタチのない商品ほど旨いものはないです。保険とか。
代理っていうくらいので自分でやったっていいわけです。
ただ、広告主はその方法や知識がないので代理店に任せる。
右から左へほいと広告枠を販売するだけです。
いや、相当乱暴に書いてます。
僕が今まで会った電通の人たちはほぼ100%いけ好かないやつでしたので、個人的な感情がおおいに含まれてはいますが、
でも僕はこの代理店業はこの先どんどんなくなると考えています。
「なくなればいい組織」でこんな記事もいかがでしょうか
代理店業はいらない
小売りの実店舗や町の不動産屋など、メーカーや家主に変わって代理で販売しているわけですが、今はネットで売り主と買い主を結ぶマッチングサービスが台頭してきたせいで、どんどん実店舗が潰れています。
中古車だってそうですね。
そして今後はさらに個人間の物販は盛んになります。
これは何も個人に限らず、法人でも同じ事が言えると思います。
法人と言っても担当者は個人です。
どこの広告媒体を使おうかなど、今では会社内でマーケティング担当がいるもので、ネットの情報やコミュニティを使い、自分たちで判断し買い付けすることも十分可能です。
今までは出来ないから代理でやってもらった事が、これからは出来るのですから当然必要ないですね。さらに代理手数料が浮く訳ですからなおさらです。
クジラが死ねば多くの命が救われる
もし、電通が倒産すればどうなるでしょうか。
博報堂の一強になるというリアルな意見はひとまず置いておいて。
これまで、あまりにも巨大な組織で専売されどこも参入できなかったテレビ広告をはじめ、あらゆる広告媒体が自由競争になります。
新たな企業も生まれ、雇用も増える。市場も活気づきさらには新しいサービスや商品、金額のバリエーションも増えるかもしれません。
もちろん、電通の社員は失業しますが、彼らなら引く手数多です。あらたな雇用へシフトできる。
やはり、1社だけが大きくなりすぎると何でもろくな事がありません。
独占販売や価格操作、政治的な権力まで持ち始めその市場は発展しません。
そもそも競争が生まれないのでサービスや技術も発達しませんよね。
メーカーは別です。いくら巨大になっても商品自体が粗悪であれば消費者は買いませんから。
社外にもいい噂は聞かず、社内の人材にもブラックな企業なんてこの際潰してしまってガラガラポンで日本の景気向上です。
あの過労死から残業を厳しく取り締まる様になったとはいえ、残業と見なされない早朝出社などで結局勤務時間は変わらないという結末が容易に想像できます。
ほぼ愚痴のような記事になってしまいましたが、電通の現役社員の方のためにも解体は是非実現することを望みます。
現場からは以上です。