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【実録】自殺のあった客室はこうしてまた売られる

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※画像は記事内容とは一切関係ありません。

今日は自殺のあったホテルの部屋がその後どのようにして販売されるかを書きます。

 

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どうもイトカクです。

中学の頃、1日に2度カツアゲされました。

 

みなさん、ホテルに泊まったことはあるとは思いますが、客室に入った瞬間なにかイヤ~な感じがしたことはありませんか?

それは幽霊です。

いや、そうじゃなくて。
実際部屋に入ってなんとなく嫌な感じがすることがあります。

それは霊とかというものではなく、ちゃんと理由があるものです。



人間の五感というものは本当によくできていて、部屋の湿度、温度、匂い、見た目、明るさ、音の反響などなど、いろんな情報から総合して「嫌な感じ」と感じてしまうのかもしれません。


嫌な感じの部屋。例えば自殺のあった部屋です。

自殺のあった部屋

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※画像は記事内容とは一切関係ありません。

 

ホテルでは自殺があった場合、どうするのでしょう。


まず、どうのように発見されるか。

ほとんどが予定のチェックアウトになっても姿を見せないことから発見されます。

その場合フロントからコール(電話)するのですが、寝坊なら当然電話に出ます。

その電話に出ない場合、理由は2つ。

 

料金を払わず逃げてしまったか、何らかのトラブルです。

 

フロントマンたちが無言で顔を見合わせます。

 

「おい、お前ちょっと見に行ってきてよ」と先輩スタッフ。

 

後輩スタッフが部屋をノックし、反応がない場合鍵を開けて入出します。

 

ホテルは首つりより服毒が多い

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不審な部屋をホテルマンが見に行きます。

するとご遺体が。

 

ホテルの自殺ではなぜか服毒自殺が多いようです。

 

首つりは苦しい、遺体が汚れる、吊るすところがないなど理由はいくつかあると思います。

遺体が汚れるとは。

首つり自殺は頸部を締め付け、重力をもろにかけますから、身体の穴という穴からいろんなものが出ます。

 

そして目は飛び出てしまうため、ドラマなどでみるあのようなきれいな感じではないです。

飛び降りでもそうですが、自殺とは想像以上に凄まじい姿になりますので、女性などは服毒自殺が多いのではと勝手に解釈しています。

 

遺体を確認した後

 

そしてご遺体を確認したあと、警察に連絡。

銃声があったり、異臭や悲鳴など、あきらかに事件性のあるものははじめから警察の立会いのもと、部屋を訪ねます。

そして、検分が終わり自殺と断定すれば遺体が運ばれていきます。
そして、クリーニング業者をいれ、お祓いをします。



客室の稼働率がいいホテルは次の日にはその部屋を売ります。

これはほとんどの従業員も知らされません。

処理にあたったスタッフと、ほんの限られた管理職の人間のみ知らされます。

一般の住居用の賃貸の場合、このような事情は伝えなくてはならないことになっており、賃貸料を値下げしたりで対応しているみたいですが、なぜかホテルは隠したまま通常料金で売ります。


先ほど書いたように服毒などではなく、首つりはあまりありませんが、この場合、遺体からかなりの汚物が出るので、クリーニングも特別なものをいれます。


しかし、いくら専門業者でも限界があり、匂いや、湿度など、敏感な御客様はなんとなく違和感を感じるかもしれません。

もし、そのホテルの稼働率が悪く、自殺部屋をしばらく空けておいたとしても、今度は逆に使われなかった部屋の独特な感じがするでしょう。

しかし、嫌な予感は必ずしも自殺部屋なわけではありません。

酔っ払って吐かれた部屋や、長期滞在されていた部屋など、いろいろ。

でも、嫌なものは嫌でしょうから、その場合はフロントに言って変えてもらいましょう。

ちなみに、よく自殺部屋は額縁の裏にお札が貼ってあるなんていいますが、都内の大きなホテルはまずそんなことはしません。

 

この部屋は何かありますよと言っているようなものですからね。

しかし、地方のホテルや、旅館や民宿はあるかもしれませんね。
気になる人は額縁の裏をまずチェックしてみては?

 

現場からは以上です。

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